【宝塚市/西宮市 珍スポット】人がすれ違うのさえ困難?!な武庫川にかかる橋幅わずか60㎝の『生瀬水道橋』
実は珍スポットとして有名な橋
宝塚駅から北西方面へ徒歩で15分ほど。少~し西宮市にお邪魔したところで、武庫川にかかるちょっと変わった橋があるって皆さんご存知でしたか? 調査のために、さっそく行ってきましたよ~。
宝塚駅を出発、176号線から少しずつ川に近寄り、大きなマンションが立ち並ぶ間を通り抜けると、橋への入口となる辺りが見えてきました。柵が作られていますが、通り抜けできるように開放されています。
そう、「宝塚コミパ通信」はもちろん宝塚の情報をお届けするブログですが、こちらの橋はその所在地が西宮市でありながら橋の管轄は宝塚市上下水道局!ということで、調査することにしたんです。
中へ入り、少し川の方へ歩いていくと今日の目的の橋が見えてきました。こうやって遠目から見ると、大きく変わったところはないように見えます。
特に橋の名前が書かれたものは周囲に見つかりませんでしたが、地図アプリで検索すると橋の名前は『生瀬水道橋』というそうです。
行き交うのも連係プレイの細い橋幅!
…いやしかし…橋が近づくにつれ、市内の武庫川に架かる「宝塚大橋」や「宝来橋」とは様子がだいぶ違って…かなりコンパクトというか、こじんまりというか…いや、人通っていいの?…というか、通れるの??というずいぶんと華奢な幅感ですよ?
そのひょろ~っと細い橋が、あのけっこうしっかりと川幅がある武庫川の上に長々と渡されています。だ…大丈夫なのかな??という不安がよぎります。
橋にあがる階段が見えてきますが、この階段からして人ひとりギリギリの幅感しかないんですけれども…?!お相撲さんは、ちょっと無理そうです。
と、橋の手前で渡るのをためらっているスタッフの横を、老若男女けっこうたくさんの方が平然と渡っていかれます。
左岸側からすいすいと細い橋を渡っていく方を見守りながら、うわ~~本当に人ひとりしか通れないやん!綱渡りではないけど、けっこう渡るのも怖そう…どうしよう…と思っていたら、なんと右岸側からもてくてくと人がやってきてしまいました!
これはどちらかが下がらないと、行き交うのは無理なんでは~~~?川に落ちちゃう~~!と思っていたのですが、両者ズンズンと細い橋を進んでいき、睨み合いか?!と思ったところで、お互いスッと自然に横向きになってにこやかにすれ違われました!
見事な連携プレイ!お見事です!(思わず心の中で拍手) その後も何度かすれ違われる方々を見かけましたが、皆さん戸惑うことなく横向きになって行き交われており…この連携プレイは日常の光景なんだな~と感心しきりでした。
一直線の橋なので、自分が渡りはじめる前に逆方向から人が来られるのを確認された場合は渡らずに待機されている方もいらして、その時も「ありがとうございます~」「お先に~」「いえいえ~」と声を掛け合っていらして。こういうやりとりもなんだかほっこりしますね。
橋幅は驚異のたった60㎝!!!
では、スタッフも勇気を出して(←高所恐怖症)!渡ってみることにします!…が、渡る前に橋の上でどうしてもやっておきたかったことがあります!
それは…橋の幅がどのぐらいなのか数値的に知りたい!ということで、自宅のなかでいちばん長い60㎝定規を用意してきました(メジャーが見当たらなかったので…)。
すると…なんと橋の幅は定規と同じサイズ、ピッタリ60㎝、まさにシンデレラフィットでした!
しかし60㎝の橋幅だなんて日本でいちばん狭い橋なんではないでしょうか???
橋幅もわかったところで、いざ!と一歩ずつ足を進めますが…思った以上に怖いです~!皆さんはスタスタと歩いて行かれていたのですが…へっぴり腰のスタッフ…よたよたと進みつつ、決死の覚悟で橋の上から写真も撮ってみました。
橋から下へ降りるはしご階段があったり(どこへ行くの?!)、
右岸近くになると橋壁も少しだけありました。
途中で橋の欄干に2羽の大きなカラスが羽を休めはじめた時には、思わず引き返そうかとも思いました。
もちろん吊り橋のように揺れたりすることはないのですが、この日は比較的穏やかな天候だったとはいえ、川の上を吹いている風をもろに全身で感じるので、かなりドキドキ…。
右岸にそろそろ着くかなといったところで、頑張って橋の上からの風景を撮影。
こちらが上流側。
そしてこちらが下流側です。
自然あふれる景色はいいなぁ、としばし怖さを忘れていたところ…右岸側からお兄さんがやってきました~~~~ッ!(大パニック)
スタッフはもう戻るには進み過ぎています。しかし、お兄さんも止まる気配がない!まじですか~~~~?!?!これは!あの!橋上連携プレイ発動????
ドキドキしつつ、さっきの人たちを思い出して横向きになり「すいません~どうぞどうぞ~」と立ち止まってみました!するとお兄さんも横向きで「すいませ~ん」とにこにこカニ歩きをしてスタッフの前を通られていきました。連携プレイ、ミッションコンプリート!
さっきまでドキドキ怖い想いをしていましたが、なんだか急に楽しくなってしまいました。人と交流できる橋、なんだか素敵じゃないですか~?
無事に端まで辿り着き、こちらも階段を下りて右岸に無事到着です。
水道局の点検用橋を一般に開放
後から調べてみると、本来は水道を川向うに届ける水道管が武庫川の上に渡っており、その点検用に人が通れるようにしている橋なのだそう。橋の名前はココから来ているんですね。それが、地元の方々の要望で一般開放されているのだそうです。
確かに橋の下には管のようなものがあり、地図によっては「生瀬水管橋」と書かれているものもありました。そして橋の中間地点あたりで下りるようになっていたはしご階段は点検するためのものだったんですね!
スタッフも帰りは右岸側を宝塚駅まで歩いたのですが、武庫川の流れがカーブを描くR部分の外側になるので左岸よりも距離がけっこうありました! そして車の往来も予想以上に多いのです。
しかし、生瀬橋と宝来橋の間には一般向けの大きな橋がひとつもありません。この橋がなければかなり遠回り、毎日となるととてもしんどい道のりです。皆さんの日常を支えてくれている大切な橋なんですね。
実は写真を撮っている時に、ひとりのおばさまに声をかけていただき少しお話したのですが、「この橋はずっと昔からあるから通るのに怖いとかもう思わへんよ」「これがなかったら、車多い危ない道をめっちゃ遠回りで歩かなあかんから大助かりやね」「みんなめっちゃ使う大事な橋なんよ」とおっしゃっていました。
おまけ:白線も路面も波打った道路とは?!
橋を渡った後に右岸を歩き始めたところで、突然に道路が歪んで見えました。ドキドキの怖さから一気に解き放たれた脳が世界を歪ませて見せているのか?!…と思いきや…
本当に歪んでいました~~~!通る車も多いのですが、みなこの手前でスピードを少し落とし、軽くバウンドしながらゆっくりと走り抜けていきます。
白線も歪んでいますが、道自体も波打って舗装されているんですね。
こちらの道は「県道生瀬門戸荘線」という道路なのですが、県管理初となる“速度抑制舗装”が採用された道路なんだそうです。
スピードを出した状態でこの舗装の上を車が走るとガタガタと大きく揺れるため、スピードを抑制する効果があるのだとか。暫く見ていたのですが、なかなか効果があるようでしたよ!
以上、宝塚の情報を発信する宝塚コミパ通信KAでした!
宝塚駅から北西方面へ徒歩で15分ほど。少~し西宮市にお邪魔したところで、武庫川にかかるちょっと変わった橋があるって皆さんご存知でしたか? 調査のために、さっそく行ってきましたよ~。
宝塚駅を出発、176号線から少しずつ川に近寄り、大きなマンションが立ち並ぶ間を通り抜けると、橋への入口となる辺りが見えてきました。柵が作られていますが、通り抜けできるように開放されています。
そう、「宝塚コミパ通信」はもちろん宝塚の情報をお届けするブログですが、こちらの橋はその所在地が西宮市でありながら橋の管轄は宝塚市上下水道局!ということで、調査することにしたんです。
中へ入り、少し川の方へ歩いていくと今日の目的の橋が見えてきました。こうやって遠目から見ると、大きく変わったところはないように見えます。
特に橋の名前が書かれたものは周囲に見つかりませんでしたが、地図アプリで検索すると橋の名前は『生瀬水道橋』というそうです。
行き交うのも連係プレイの細い橋幅!
…いやしかし…橋が近づくにつれ、市内の武庫川に架かる「宝塚大橋」や「宝来橋」とは様子がだいぶ違って…かなりコンパクトというか、こじんまりというか…いや、人通っていいの?…というか、通れるの??というずいぶんと華奢な幅感ですよ?
そのひょろ~っと細い橋が、あのけっこうしっかりと川幅がある武庫川の上に長々と渡されています。だ…大丈夫なのかな??という不安がよぎります。
橋にあがる階段が見えてきますが、この階段からして人ひとりギリギリの幅感しかないんですけれども…?!お相撲さんは、ちょっと無理そうです。
と、橋の手前で渡るのをためらっているスタッフの横を、老若男女けっこうたくさんの方が平然と渡っていかれます。
左岸側からすいすいと細い橋を渡っていく方を見守りながら、うわ~~本当に人ひとりしか通れないやん!綱渡りではないけど、けっこう渡るのも怖そう…どうしよう…と思っていたら、なんと右岸側からもてくてくと人がやってきてしまいました!
これはどちらかが下がらないと、行き交うのは無理なんでは~~~?川に落ちちゃう~~!と思っていたのですが、両者ズンズンと細い橋を進んでいき、睨み合いか?!と思ったところで、お互いスッと自然に横向きになってにこやかにすれ違われました!
見事な連携プレイ!お見事です!(思わず心の中で拍手) その後も何度かすれ違われる方々を見かけましたが、皆さん戸惑うことなく横向きになって行き交われており…この連携プレイは日常の光景なんだな~と感心しきりでした。
一直線の橋なので、自分が渡りはじめる前に逆方向から人が来られるのを確認された場合は渡らずに待機されている方もいらして、その時も「ありがとうございます~」「お先に~」「いえいえ~」と声を掛け合っていらして。こういうやりとりもなんだかほっこりしますね。
橋幅は驚異のたった60㎝!!!
では、スタッフも勇気を出して(←高所恐怖症)!渡ってみることにします!…が、渡る前に橋の上でどうしてもやっておきたかったことがあります!
それは…橋の幅がどのぐらいなのか数値的に知りたい!ということで、自宅のなかでいちばん長い60㎝定規を用意してきました(メジャーが見当たらなかったので…)。
すると…なんと橋の幅は定規と同じサイズ、ピッタリ60㎝、まさにシンデレラフィットでした!
しかし60㎝の橋幅だなんて日本でいちばん狭い橋なんではないでしょうか???
橋幅もわかったところで、いざ!と一歩ずつ足を進めますが…思った以上に怖いです~!皆さんはスタスタと歩いて行かれていたのですが…へっぴり腰のスタッフ…よたよたと進みつつ、決死の覚悟で橋の上から写真も撮ってみました。
橋から下へ降りるはしご階段があったり(どこへ行くの?!)、
右岸近くになると橋壁も少しだけありました。
途中で橋の欄干に2羽の大きなカラスが羽を休めはじめた時には、思わず引き返そうかとも思いました。
もちろん吊り橋のように揺れたりすることはないのですが、この日は比較的穏やかな天候だったとはいえ、川の上を吹いている風をもろに全身で感じるので、かなりドキドキ…。
右岸にそろそろ着くかなといったところで、頑張って橋の上からの風景を撮影。
こちらが上流側。
そしてこちらが下流側です。
自然あふれる景色はいいなぁ、としばし怖さを忘れていたところ…右岸側からお兄さんがやってきました~~~~ッ!(大パニック)
スタッフはもう戻るには進み過ぎています。しかし、お兄さんも止まる気配がない!まじですか~~~~?!?!これは!あの!橋上連携プレイ発動????
ドキドキしつつ、さっきの人たちを思い出して横向きになり「すいません~どうぞどうぞ~」と立ち止まってみました!するとお兄さんも横向きで「すいませ~ん」とにこにこカニ歩きをしてスタッフの前を通られていきました。連携プレイ、ミッションコンプリート!
さっきまでドキドキ怖い想いをしていましたが、なんだか急に楽しくなってしまいました。人と交流できる橋、なんだか素敵じゃないですか~?
無事に端まで辿り着き、こちらも階段を下りて右岸に無事到着です。
水道局の点検用橋を一般に開放
後から調べてみると、本来は水道を川向うに届ける水道管が武庫川の上に渡っており、その点検用に人が通れるようにしている橋なのだそう。橋の名前はココから来ているんですね。それが、地元の方々の要望で一般開放されているのだそうです。
確かに橋の下には管のようなものがあり、地図によっては「生瀬水管橋」と書かれているものもありました。そして橋の中間地点あたりで下りるようになっていたはしご階段は点検するためのものだったんですね!
スタッフも帰りは右岸側を宝塚駅まで歩いたのですが、武庫川の流れがカーブを描くR部分の外側になるので左岸よりも距離がけっこうありました! そして車の往来も予想以上に多いのです。
しかし、生瀬橋と宝来橋の間には一般向けの大きな橋がひとつもありません。この橋がなければかなり遠回り、毎日となるととてもしんどい道のりです。皆さんの日常を支えてくれている大切な橋なんですね。
実は写真を撮っている時に、ひとりのおばさまに声をかけていただき少しお話したのですが、「この橋はずっと昔からあるから通るのに怖いとかもう思わへんよ」「これがなかったら、車多い危ない道をめっちゃ遠回りで歩かなあかんから大助かりやね」「みんなめっちゃ使う大事な橋なんよ」とおっしゃっていました。
おまけ:白線も路面も波打った道路とは?!
橋を渡った後に右岸を歩き始めたところで、突然に道路が歪んで見えました。ドキドキの怖さから一気に解き放たれた脳が世界を歪ませて見せているのか?!…と思いきや…
本当に歪んでいました~~~!通る車も多いのですが、みなこの手前でスピードを少し落とし、軽くバウンドしながらゆっくりと走り抜けていきます。
白線も歪んでいますが、道自体も波打って舗装されているんですね。
こちらの道は「県道生瀬門戸荘線」という道路なのですが、県管理初となる“速度抑制舗装”が採用された道路なんだそうです。
スピードを出した状態でこの舗装の上を車が走るとガタガタと大きく揺れるため、スピードを抑制する効果があるのだとか。暫く見ていたのですが、なかなか効果があるようでしたよ!
以上、宝塚の情報を発信する宝塚コミパ通信KAでした!