宝塚駅から宝塚大劇場へ訪れるのに通る花のみちは、現在「花のみちロマンチックナイト」が開催されていたりと、訪れる人の心を癒し・楽しませてくれる素敵な通り道です。

記事:【11/4まで】「花のみちロマンチックナイト」スタート!


今回の『セピア色の写真が語る』は昔も今も、人々にとって憩いの散歩道であり続ける花のみちについて、ご紹介します。


憩いの散歩道であり続ける 宝塚「花のみち」

手塚治虫記念館前も 「花のみち」
阪急・JR宝塚駅から「ソリオ宝塚」グランドフロアを抜け、宝塚大劇場へ向かう道が、ご存知「花のみち」。両側に車道があり、一段高くなったところにある歩道は、まさに宝塚のイメージを象徴する道。春には桜や花壇の花が咲き、華やいだ雰囲気が漂います。
一般的には、宝塚歌劇場入口を少し過ぎ、阪急今津線高架の手前までが「花のみち」とされていますが、宝塚市立手塚治虫記念館の前から武庫川沿い、関学小学校の辺りの歩道までを含めて「花のみち」と呼ぶ場合もあります。どちらも、車道よりも一段高くなっているのが特徴で、もともとは武庫川の堤防の一部だったとされています。

セピア花のみち
昔の花のみち(昭和42年頃)

いつの時代も憩いの散歩道
手塚治虫記念館から約170~180m「花のみち」を歩き、宝塚文化創造館へと左折する道は桜橋、その横に広がるのが花のみち・さくら橋公園です。この道は、もともと宝塚ファミリーランドだった場所に陸橋の形で架かっていました。花のみち・さくら橋公園には子どもたちが遊ぶ遊具や、小さなステージを囲んで扇形にスタンドがあり、家族連れなどの憩いの場として、またイベントスポットとして親しまれています。
写真は約50年前の花のみちと桜橋。周囲はずいぶんと変わりましたが、「花のみち」は、昔も今も変わらず、憩いの散歩道であり続けることでしょう。

セピア桜橋
昔の桜橋【下はファミリーランド】(昭和42年頃)

【ComiPa! Vol.50(2017年春発行号)より】