8月26日(土)に開催される、「劇団BIGMOUSE」の33作品目の脚本・演出をされた高波匠志氏に、お話を伺ってきましたので、作品や主人公の魅力はもちろん、美術などについてもご紹介したいと思います。

最後にチケットのお申込み方法も記載ありますので、どうか最後までお付き合いくださいませ。

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どんなストーリー?
『大いなる愛・吟子』は、渡辺淳一氏原作の「花埋み」より、主人公荻野吟子が、女性が職業を持つなど許されなかった時代に、15年もかかってやっとの思いで、日本の第一号の公許女医として誕生するまでの物語となっています。


見どころは? 
荻野吟子は、自分が病気になったことがきっかけで、医者を目指していきますが、まだまだ世の中は男性上位。その大きな壁を、険しい道を、どう克服し生きていくのか、強い吟子の姿を現代の女性にも見てほしい、と高波氏は言います。

また吟子は女医としてだけではなく、婦人解放運動においても活躍した人物です。



ラストであなたはきっと…

今回は 語り部を使いながら、ドキュメンタリータッチでお話が進んでいきます。人間として魅力ある吟子の物語を見終われば、同じように社会の中で頑張っている人たち全てに、感動と勇気を与えてくれること間違いなしです。そしてラストで母と娘が……涙なしでは語れないそうですよ。

力を与えてもらえて、泣ける作品! 8月の終わりにぜひご覧ください。


舞台美術にも思いが!
美術には専門家の堀田充規氏を迎え、矢がすりのデザインを舞台背景に置き、その他小道具や衣装、ヘアー、音楽などBIGMOUSE劇団員のみんなが一緒に工夫を重ねて作りました。ぜひそちらもお楽しみください。この矢がすりの模様が実は背景以外の重要なシーンでも登場します。それは当日ご覧ください。

観劇の感想を夏休みの課題にしたり、夏の親子でのイベントにしたりもいいかもしれません。

チケット好評発売中!
8月26日(土)
宝塚ソリオホール 
①午前11時開演
②午後3時開演

前売り2,000円 (当日2,400円) 全席自由
18歳~39歳対象『U39』 1,000円
午前の部のみ 託児あり (1人2,000円)


宝塚市文化財団のHP
より購入できます!

その他、宝塚ソリオ3Fの販売窓口やお電話でも受け付け中!(0797-85-8844)
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本日お話をお伺いした高波匠志氏(脚本・演出)
東宝の俳優を8年、その後関西に移り演技者として25年を経たのち、舞台管理や演出の道へと進みます。そして1996年から27年間、劇団BIGMOUSEの脚本・演出をずっと手掛けておられます。

お話をお聞きしているとき、暖かい穏やかな話し方の中にも、舞台に対する深い思いと、劇団にかかわるすべての人への敬意がとてもよく伝わってきました。

男女同権や女性の働く場所を反映したテーマを探していたところ、今回この作品に出合いBIGMOUSEが演じるにはぴったりだと思い選んだそうです。

そしてお金を頂いて観に来てもらう限りは、期待を裏切らないように、明日へつながるように舞台を作りたい。一人でも多くのお客様に来てもらいたいとのことでした。
高波

以上、宝塚の情報をお届けする宝塚コミパ通信でした。

劇団BIGMOUSE公演 VOL.33
大いなる愛・吟子 
~日本最初の女性医師・荻野吟子物語~

2023年8月26日(土) 
午前11時開演  午後3時開演 (各回とも30分前開場)
宝塚ソリオホール (宝塚市栄町2-1-1ソリオ1-3F)
JR・阪急『宝塚』駅下車すぐ

主催 宝塚市 公益財団法人宝塚市文化財団
後援 宝塚市教育委員会
お問合せ 公益財団法人宝塚市文化財団
0797-85-8844