『清荒神』が京都にもある?!
宝塚市民の方々に馴染みのある『清荒神』といえば、清荒神清澄寺。阪急宝塚線の駅名にもなっていますし、駅前から伸びる参道周辺の住所も『清荒神』ですよね。
ところが!先日、京都にも『清荒神』と呼ばれるお寺があると知り、それはこの目で確かめねば!と遠路はるばる足を運んできました。
阪急京都河原町駅から京阪電車に乗り換え、「神宮丸太町」駅で下車しました。そこから鴨川沿いに少し北上すると、川にかかる橋の名前に「荒神橋」とあります。
地図を見るとこの通りは「荒神口通」、そのまま進むと交差点名は「荒神口」です…これは、なんだかにおいますね…(←ベテラン刑事風)。
駅から10分ほど歩き、そろそろ目的のお寺かな…といった頃にこんな看板が目に入りました。
「清三宝大荒神」…すご~く見覚えのある文字の並び…しかもその上には「日本最初」とあります。ムムム…これは気になるじゃありませんか!
さらに近づいて山門の正面に立つと…
はい、ドォ———ンと「清荒神」と書かれた大きな赤い提灯がかけられています。この三文字の並び、遠く離れた京都で妙に懐かしさというか親しみを感じてしまうのは、やはり宝塚市民の性でしょうか?
こちらは京都御所のすぐそばにある「護浄院(ごじょういん)」というお寺です。門前にある由緒書きによれば、こちらに祀られているご本尊の清三宝大荒神は1200年以上前の作で、後に『清荒神』と呼ばれるようになったようですね。
境内にも『清荒神』の文字がたくさん
お寺の中にもお邪魔してみました。
思っていた以上に、あちらにもこちらにも…いたるところに『清荒神』の三文字が!
境内の一角に鳥居があり、その奥にももちろん『清荒神』の文字。
参拝を済ませて寺務所へ向かいました。こちらも「護浄院寺務所」ではなく「清荒神寺務所」となっています。通り名として「清荒神」の方が広く知れているようですね。
授与品も、厄除火箸や、火の用心札など、なんとも馴染み深いラインナップ。
「三宝荒神」を祀るふたつの『清荒神』
お寺の方に「こちらは宝塚の『清荒神』とは何か関係があるのですか?」とお伺いしてみたところ、同じ呼び名だというのはもちろんご存知でしたが、
「うちは天台宗で、あちらは真言三宝宗やし、そういうのは特にないですよ」
とのこと。え~~!そうなんですね。なんだか拍子抜けしてしまいました(苦笑)。しかし、これだけ距離は離れているのに、同じ呼び名とはなんだか不思議なご縁を感じますね。
ちなみに両寺に祀られている「三宝荒神」ですが、“仏・法・僧の三宝を守る神様で、憤怒の形相、八面八臂の鬼神の姿をしている”そうです。
想像するとなんだかちょっと怖いですが、こちらの神様が火とかまどの神様として信仰されており、「護浄院」に祀られた像が日本で初めての荒神尊といわれているため「日本最初」ということのようです。なるほど~。
両寺の御朱印は、こちら。
以前、宝塚でいただいた御朱印は「清荒神王」、
京都でいただいた御朱印は「清三宝大荒神」となっています。
ネットの情報によれば、『清荒神』と呼ばれているのは全国でもこの二寺だけのよう。どちらも近隣では“こうじんさん”と呼ばれ親しまれているのだとか。京都に行かれる機会があれば、こちらの“こうじんさん”にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
以上、宝塚に関する他エリア情報も発信する宝塚コミパ通信KAでした!
護浄院
京都市上京区荒神口通寺町東入荒神町122
075-231-3683
宝塚市民の方々に馴染みのある『清荒神』といえば、清荒神清澄寺。阪急宝塚線の駅名にもなっていますし、駅前から伸びる参道周辺の住所も『清荒神』ですよね。
ところが!先日、京都にも『清荒神』と呼ばれるお寺があると知り、それはこの目で確かめねば!と遠路はるばる足を運んできました。
阪急京都河原町駅から京阪電車に乗り換え、「神宮丸太町」駅で下車しました。そこから鴨川沿いに少し北上すると、川にかかる橋の名前に「荒神橋」とあります。
地図を見るとこの通りは「荒神口通」、そのまま進むと交差点名は「荒神口」です…これは、なんだかにおいますね…(←ベテラン刑事風)。
駅から10分ほど歩き、そろそろ目的のお寺かな…といった頃にこんな看板が目に入りました。
「清三宝大荒神」…すご~く見覚えのある文字の並び…しかもその上には「日本最初」とあります。ムムム…これは気になるじゃありませんか!
さらに近づいて山門の正面に立つと…
はい、ドォ———ンと「清荒神」と書かれた大きな赤い提灯がかけられています。この三文字の並び、遠く離れた京都で妙に懐かしさというか親しみを感じてしまうのは、やはり宝塚市民の性でしょうか?
こちらは京都御所のすぐそばにある「護浄院(ごじょういん)」というお寺です。門前にある由緒書きによれば、こちらに祀られているご本尊の清三宝大荒神は1200年以上前の作で、後に『清荒神』と呼ばれるようになったようですね。
境内にも『清荒神』の文字がたくさん
お寺の中にもお邪魔してみました。
思っていた以上に、あちらにもこちらにも…いたるところに『清荒神』の三文字が!
境内の一角に鳥居があり、その奥にももちろん『清荒神』の文字。
参拝を済ませて寺務所へ向かいました。こちらも「護浄院寺務所」ではなく「清荒神寺務所」となっています。通り名として「清荒神」の方が広く知れているようですね。
授与品も、厄除火箸や、火の用心札など、なんとも馴染み深いラインナップ。
「三宝荒神」を祀るふたつの『清荒神』
お寺の方に「こちらは宝塚の『清荒神』とは何か関係があるのですか?」とお伺いしてみたところ、同じ呼び名だというのはもちろんご存知でしたが、
「うちは天台宗で、あちらは真言三宝宗やし、そういうのは特にないですよ」
とのこと。え~~!そうなんですね。なんだか拍子抜けしてしまいました(苦笑)。しかし、これだけ距離は離れているのに、同じ呼び名とはなんだか不思議なご縁を感じますね。
ちなみに両寺に祀られている「三宝荒神」ですが、“仏・法・僧の三宝を守る神様で、憤怒の形相、八面八臂の鬼神の姿をしている”そうです。
想像するとなんだかちょっと怖いですが、こちらの神様が火とかまどの神様として信仰されており、「護浄院」に祀られた像が日本で初めての荒神尊といわれているため「日本最初」ということのようです。なるほど~。
両寺の御朱印は、こちら。
以前、宝塚でいただいた御朱印は「清荒神王」、
京都でいただいた御朱印は「清三宝大荒神」となっています。
ネットの情報によれば、『清荒神』と呼ばれているのは全国でもこの二寺だけのよう。どちらも近隣では“こうじんさん”と呼ばれ親しまれているのだとか。京都に行かれる機会があれば、こちらの“こうじんさん”にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
以上、宝塚に関する他エリア情報も発信する宝塚コミパ通信KAでした!
護浄院
京都市上京区荒神口通寺町東入荒神町122
075-231-3683