昨日のコミパ通信では、阪急山本駅から徒歩15分ほどの場所にある「宝教寺」にお邪魔した記事をお届けしました。

【宝塚市 お出かけ】山本でお気軽ハイキング<前編>川沿いに佇む「宝教寺」の『七星堂』から絶景を臨む

今日はその後編。「宝教寺」から、いよいよ最終目的地の『最明寺滝』へ向かいます! レッツゴー♪

川の流れと自然の道を楽しむ

「宝教寺」を出て、橋を渡ったところで分かれ道のもう一方へ進みます。ず~っと川沿いに進めばいいので迷うことはなさそうですね。

渓流のせせらぎがBGM、緑に囲まれた道を歩くという贅沢なハイキング。ヒーリング効果抜群のひとときです。

自然を満喫していたところ、道中でいきなりこんな立派な石門が目の前に!
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「大聖不動尊」とあります。川西の満願寺方面へ抜ける山道に「大聖不動明王」の石像が祀られているそうなので、どうやらその関連の山門ということでしょうか。

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門を抜けると「辰巳橋」がかけられています。ちなみに逆側の親柱を見ると「最明寺」とありますが、実はこの辺りに「最明寺」というお寺があるわけではありません!

そもそも『最明寺滝』というのは、鎌倉時代、出家後に最明寺入道と名乗った北条時頼が諸国遍歴していた時、この滝に感動して庵を築いたことから名づけられたと言われているのだとか。どうりで地図でお寺をどれだけ探しても見つけられなかったわけです(苦笑)。

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橋を渡りきった場所には、左へ行くと満願寺、右へ行くと最明寺滝の案内板が。滝までは“250米”だそうですよ~。

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少し進むとこんな分かれ道が。進む方角は同じですが、左側は上りの階段、右側は平坦な道が伸びています。案内がないので迷うところですが、ここは右側へ進んでくださいね!

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川沿いにはベンチもありました。川の流れを眺めながら、ちょっと休憩するにはいいポイントです。

そしてこの辺りから、川の流れが早くなってきました。水音も“せせらぎ”というよりは、かなり勢いのついた「ゴー―――ッ」という音に。ということは、滝が近いのでしょうか?!

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もう少し歩みを進めると、大きな岩がごろごろしている向こう、遠くに注連縄をかけられた巨岩が見えました!ゴールですね!

雨上がりで勢いを増す神秘の滝

注連縄の巨岩を越えたところがお目当ての『最明寺滝』だ~~と、そのエリアに足を踏み入れた途端、思わずポカーンと口を開けて見入ってしまうほど、迫力満点の滝が目の前に!この迫力を少しでもお伝えするために縦画面でどうぞ!

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こちらは落差が約10メートル。水量も普段はそこまで多くない滝だと聞いていました。スタッフが訪れた日は晴天、前日も雨は降っていませんでしたが、2日前はかなりの大雨でした。

とはいえ、それも2日前。この日は水量もそこまで多くないだろうな~と予想していたのです。岩肌にきれいな水の流れが幾筋も見られるしっとりした光景も素敵だろうし、そんな写真が撮れたらいいな~と思っていたのですが…。

予想を裏切ってとんでもない勢いで水が落ちてきます。滝壺を囲むようにあるエリアで、その滝壺から少し離れた位置から眺めても滝の飛沫を浴びる勢い! といってもミスト感覚で、山道を歩いてきた体には気持ちいい~。

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滝をより近くでみることのできる場所に移動してみると、小さくですが虹に気付くこともできましたよ~いいことありそうです♪

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こちらは三方を岩壁に囲まれていて、見上げるとなんともパワフルでワイルドな光景! 修験の行場でもあるので、滝を中心にして岩間などに不動明王をはじめ多くの神仏が祀られています。

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滝の激しい水音だけが切り立った岩間に響き渡る、とっても神秘的な空間。飽きることなく、いつまででも見ていられるような光景で、存分にリフレッシュできました!

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その後、戻ってきた山本駅のそばには、山本橋。猪名川へ続く最明寺川にかけられた橋です。さきほどの滝から流れてきた水がここへ辿り着くのですね。滝とはまったく違う様子の穏やかな流れを見て、少し不思議な気持ちになりました。

スタッフが山本駅を出発したのが11時30分過ぎ、宝教寺、最明寺滝を巡ってふたたび山本駅へ戻ってきたのが13時30分頃でした。

写真も撮りながら、ゆ~っくりスタッフの足で約2時間のコース。気楽にハイキングできる行程だったので、これからの季節のお出かけにもおすすめですよ!
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ちなみに、こちらは山本駅でいただいた満願寺までのハイキングコースのマップです。ご参考までに。

以上、宝塚の情報を発信する宝塚コミパ通信KAでした!